#172 最優先の防災

 南海トラフ巨大地震(プレート境界型地震)は超広範囲にわたる規模感で生命・財産を脅かす。そのため被災地への交通網が絶たれてしまう可能性がある。すると物資が届かなくて物資が枯渇してしまう問題が生じてしまう。特に医療機器の枯渇は生命に関わるほどである。直面する南海トラフ巨大地震までに医療を必要としない体制を整えることが重要である。

 Google earth静岡県富士川のあたり確認するとプレートが陸地に掛かってるのがよくわかる。ユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが入り込んでいるのだ。南海トラフ巨大地震の際にはこのユーラシアプレートが跳ね上がり揺れが生じる。富士川には東名高速道路東海道新幹線などの主要交通道路を支える橋が存在する。ユーラシアプレートの跳ね上がりにより橋が割れ、交通網が絶たれるという構造になっている。これは可能性があるというレベルの話だが、常に最悪のケースを想定することが定石。医療を必要としない体制を取ることが必要と考えている市民はどれくらいいるのだろうか。

 医療機器枯渇問題に対応するためには、被災者にならない(怪我をしない)ことが一つ挙げられる。そうすると必然的に津波の届かない且つ頑丈な土地に丈夫な家に住むことが最優先である。「お金に困らない就職先に就く」。これが今私にできる最優先の防災である。