#252 環境

 高校生時代、テスト期間中は決まって部屋に勉強道具が散乱していた。とにかくテスト勉強のことに集中し部屋の汚さなど全く気にしない、そんな私であった。そしてテストが終わったその日に、解放感と共に部屋の掃除をする。こんなルーティンがあったのだった。、、、遺伝だろうか。夜遅くに帰ってきた受験生である弟が気分良さげに部屋の掃除に手をつけた。労いの言葉をかけるべきだが、そんな余裕はない。私も明日のテストに力を注ごう。

 共通テストと言えば昨日更新したブログ。殺人未遂事件の加害者である少年はこんなことを話した。「医者になるため東大を目指したが、約1年前から成績が上がらず、自信をなくした」「医者になれないなら自殺しよう、人を殺して罪悪感を背負って切腹しようと考えた」。強い憤りを感じる。やはりニュースなどでも語るべき相手の欠如が見て取れる。ストレス・不安等を解消できない環境は加害者を作ってしまうみたいだ。

 恐怖の中、問題と向き合った受験生らに賞賛の言葉をかけたい。そして、それぞれの努力がそれに見合った形となればと思う。また改めてだが被害者は今までの努力が無駄になってしまう可能性だってあったかもしれない。人に迷惑を掛けない生き方をしたいと常々思う。