会計検査院は5日、2020年度決算の検査報告を岸田文雄首相に提出し公表した。20年初めから感染が拡大した新型コロナウイルス対策事業について初めて検査。厚生労働省が配布した布マスクや、雇用調整助成金の不正受給、GoToキャンペーン事業を巡る支出先が適正に把握できていない問題などを指摘した。
毎年のように無駄になる税金。計画性の無さ、想像力の乏しさ、お金の流通を支えるシステムの甘さなどが伺える。結果論と言えばそれまでだが、布マスクの件については納得できるものではない。約2億8000万枚のうち約8200万枚が倉庫に保管され、保管料は1ヶ月約6億円。安倍政権時の負の遺産が今もなお残り続けている。
総額2018億円にも及ぶ税金の無駄遣い。国民が批判するのも無理はない。財源を確保する以上、常に賢い選択を取り続ける事が求められる。リーダーたるもの正確な状況把握の後、正しい選択を取り続けられる能力が必要。その事を肝に免じておこうと思う。
