#269 地方の声?

 一票の格差衆院小選挙区の定数の見直しが、2040年に22都道県で「16増16減」となる見通しであることが分かった。昨年の衆院選を高松高裁は「違憲状態」と判断したことが発端みたいだ。しかし、今後の人口動態を踏まえれば、都市部に議席が集中し、地方は少ない傾向が顕著になる。地方の声が議会に届かなくなるとの批判が多数挙がった。

 私個人の意見としてはこの対策に大いに賛成である。地方の声が議会に届かなくなると批判が挙がっているそうだが、民主主義を掲げている国としては一票の格差が大きい事の方が疑問に思う。民主主義の国で生きるものとして、1人が持つ権利に不平等さを持たせてはならないと心から思う。

 この政策を反対する者の理由が自らの保身だったとするならば、腹立たしい限りだ。自らの地位を確立するために綺麗事を並べるような人達に国の選択を任せるような事はしたくない。また、改めて投票に行く大切さを実感する。日本で生きる一員として投票をどう受け止めるか。そんな事を考えさせられる。