#268 介護現場

 検査キット不足問題を背景にした人々の不安が日々伝わる。風の噂によると介護施設で働く方々の苦悩は尽きないみたいだ。一方、国は介護従事者らが濃厚接触者となった場合、検査で陰性なら最短5日間目に出勤できるよう見直したらしい。しかし、検査キットを一定量確保できる訳でもなく、現場には不安が募る。

 1月27日、厚生労働省から吉報。抗原定性検査キットの品薄状態をうけ、卸業者らに優先順位をつけた供給を要請。医療機関を最優先にし、介護従事者らの濃厚接触者が待機期間を縮めるために必要な分も優先的に供給するよう求めた。

 ただ、やはり具体的な入手方法は曖昧なまま。人手の少ない介護現場で働くか方々は肩身の狭い生活が続いていることだろう。仕事で疲弊し、仕事のために外出を控え、ストレスを溜める日々。想像するだけで辛さがわかる。せめて、検査キットを確保できる環境を作り、少しでも不安解消の一途に繋がればと思う。政府にはこんな事を考えてほしい。