#7 福島原発

今朝6時にアラームが鳴る。すぐさま眠気を覚ますために窓を開け、ベットから起きあがる。清々しい朝だった。早く起きたのは新聞を読むためだ。ネットで新聞を契約しているので、アプリを開く。すると、「処理水 海洋放出へ」の見出しが目に入る。読み込んでいくと、東電(東京電力福島第一原発の処理水を海洋放出する処分を決めたということがわかった。方針が決まるのは事後10年で初めて。放出開始は2年後のようだ。

汲み上げた汚染水は、殆どの放射性物質を取り除ける多核種除去設備(ALPS)で処理済み。それをさらにまた、多核種除去設備(ALPS)で処理した上で海水で薄め放出する予定である。また、放射性物質トリチウムの濃度は、法定基準の40分の1以下にする予定だそう。

このような取り組みをしたうえで、風評被害対策を徹底することで方針への理解を地元福島に求めた。しかし、「放出反対」の意見が大多数だった。「福島の産品や観光地が避けられるのでは」という意見だ。なぜだろうか。そこには信頼関係が欠如していた。

東電は、11年4月、濃度の汚染水をためる場所を確保するため、より濃度の低い汚染水を意図的に海へ放出していた。また13年には、タンクや地下貯水槽にためていた高濃度汚染水が漏れる事故が相次ぎ、再び不安が広がった。これらは信頼を無くす理由としてあげられる大きな要素だった。

地元は、風評被害対策を徹底することなどできるはずのないという考えだろう。

この福島原発問題の少しでも助けになるためには、2年後も変わらず福島県産の産品を食べ続けることと、こうして、「安全性は確保されている」ということを世の中に発信することだと思い、ブログに書いてみた。

この記事を読むにつれ、改めて信頼関係の重要さに気づいた。

 

本日は、揶揄(やゆ)という言葉を学んだ。からかうことを意味としている。類義語に嘲弄という言葉がある。「皮肉めいた言葉を使って相手をからかう」というニュアンスである。