#9 優先順位

とある大学の教授が、大きな壺を持ってきて、それに岩をいっぱいになるまで敷き詰め生徒に質問する。

「この壺は満杯か?」

生徒は少し考えた後、「はい」と返答する。「本当に?」そう言いながら、教壇の下に手を伸ばし、砂利が入ったバケツを取り出す。砂利を壺に流し込み岩同士の隙間を開けていく。そしてもう一度質問する。

「この壺は満杯か?」

1人の生徒は「多分違うだろう。」こう言い放つ。教授は、微笑みながら「そうだ」といい、もう一度教壇の下に手を伸ばす。今度は砂の入ったバケツだ。同じように、壺に砂を入れ、また同じ質問。

すると、口を揃えて生徒たちは「違う」と答えた。そして教授は、水の入ったバケツを取り出し、壺に注ぐ。「僕が何を言いたいかわかるか、、、」

 

『1%の努力』著西村博之で出て来た引用だった。聞いたことのある話だったが、考えた事がなかった。

 

結局その教授は、人生においての優先順位の大切さを伝えたかったみたいだ。先に大きな岩を入れないと、それが入る余地が、その後2度とない。

 

この話で、学んだことは2つ。

一つ目は、シンプルに、人生においての優先順位の大切さ。

二つ目は、物事をわかりやすく説明するためには、例え話が有効ということだ。物事を、他の物事で説明するのはとても難しい。

難しい事を難しく説明することなんて誰でもできる。難しい事を、誰にでもわかるように説明できるようになりたい。自分にはまだまだできる芸当ではない。勉強しよう。

 

本日は「粛々(しゅくしゅく)」という単語を学んだ。静かでおごそかなさまを意味で、「静かに物事をおこなう様子」というニュアンスを持っている。「粛々とした雰囲気の中〜する。」「粛々とした声で、、」という使い方がある。