先生や上司に理不尽に怒られる経験はよくあると思う。僕もそんな経験がよくあった。
仲間内で、「どうせ、今朝、奥さんにでも怒られてイライラしてるんでしょ。」
と笑いながら話す事もあった。
そんなに怒らなくてもいいのに、、、
過剰に怒ってくる先生達の思考が、よくわからなかった。
僕は、現在大学生で、バイトとして家庭教師の仕事をさせてもらっている。教える事と学ぶ事のどちらの経験もさせてもらっているのだ。どちらの視点に立つ事もできる立場だ。そんな立場で過ごしていると、ある事を思い出す。
小学校5年生の頃、担任の先生は、『忘れ物チェック』を朝の会で行っていた。
『忘れ物チェック』とは、机の中を確認して、今日やってくるべき宿題と持ってくるべき物をチェックするというものだ。
忘れ物がある人は、全員の前で立たされて、叱られていた。
クラスメートのいる中、叱られるのはとても恥ずかしかった経験がある。生徒側の僕からしたら、そんなに怒らなくても、という気持ちでいっぱいだった。
しかし、先生は、叱る事で将来忘れ物をしないような人間に育ってほしいという思いがあったのだと思う。
怒る事はとても大変。雰囲気は悪くなるし、疲れる。先生側の立場に立って、叱る事ができる人を尊敬できるようになった。
これから社会に出る際、叱られる事はたくさんあると思う。そんな時は、俯瞰になって、上の立場の人の気持ちも考え、叱ってくれる人に感謝の気持ちを持つ事を心がけよう。
そして、いつか上の立場になる日が来ると思う。そんな時は逆の立場を考える事も意識していきたい。
どちらかの立場で、ものを言うのでなく、どちらの立場の考え方ができる人間が成長していくのではないかと思う。
中間管理職のスペシャリストになりたい。