#116 質の差

 選手口を揃えた言葉。「クオリティーの差」。昨日のスペインとの試合はこの一言が全てだろう。カウンターからゴール前まで迫る場面は多々あった。それでも決定打は出なかった。53年ぶりのメダル獲得のためには避けて通れないところだろう。

 後輩たちの準決勝敗退をテレビで見届けた釜本さんは「終わったことを引きずっていてはだめ。準決勝で負けたことをすぐに忘れることだ。我々も準決勝でハンガリーに0―5で負けたけど、翌日にはけろっとしていた」と当時を振り返った。オリンピック選手にとって金メダルの可能性をなくしたことは相当落ち込む事だと思う。しかし、すぐ切り替えろと声を掛けられるのもプロであるからこそ。銅メダル獲得へ切り替えてプレーに臨んでほしい。

 そして明日は、私も単位取得のための最後の試験がある。自分でこのくらいでいいやとライン引きはせず全力で取り組もうと思う。そして試験が終わったら就活脳に切り替えインターンシップに取り組みたい。