#197 英国に多数賛同

 世界で2040年までに販売する新車を二酸化炭素(CO2)を出さない「ゼロエミッション車」にする宣言に23カ国や大手メーカー6社が署名した。日米中独など主要国やほかのメーカーは参加を見送ったが、地域や企業を巻き込んだEVシフトは確実に進んでいる。

 一方、日本政府や日系自動車メーカーは署名を見送った。日本は化石燃料による発電比率が高いためEV化がカーボンニュートラルに向けて前進するとは限らない。ガソリン車廃止を急ぐと雇用に影響がでる事もあり、むしろ後退との意見もある。日本の発電構造という根本的なところを改善しなければならない。

 この英国主導の宣言が多くの賛同を得た。ガソスタなどの小売業には向かい風、エネルギー業界には大きな追い風が吹く。数十年後の日本が化石燃料を使う発電機関依存から脱却できてればいいが。またこういった社会の動向をどれだけ把握できるか、就活生として力を入れなければならない所である。