パソコンを抱え家を出る。向かった先は、お世話になっている先輩の家だ。以前、事務処理のバイトを頼まれたのだが、社会人の仕事に触れる事ができると思い、二つ返事で承諾した。
事務処理の内容は、元請け会社へ提出する請求書の作成。もともと手書きでやっていたので、手間がかかっていたそう。パソコンを持っている僕なら、効率よく作成できると思い依頼してくれた。
作業をしていくうちに、元請けと下請けとの間で行われるやり取りを段々とわかっていくようになった。正直とても面白かった。お金の移動の仕方や、効率的にお金を得る方法を考えることが好きなのかもしれない。
最近まで公務員志望だったが、なんとなく公務員というのは、就職がゴールみたいな感覚があった。仕事に対して、面白味が感じられないのでは、と疑問に思っていた。今回のバイトで、確信に近いものになった。お金を稼ぐことに敏感になれる場面で、自分自身の性格が生きると思う。
改めて、公務員に目先を集中させるだけではなく、視野を広めておいて良かったなと感じた。
