最近、大学に行くたびに研究室を訪れている。刺激をもらえるからだ。研究室に、結構な確率である生徒がいる。その生徒は、勉強熱心。3年の現段階で、卒業論文について日々考えている。
本日も研究室には、その生徒がいた。同じ講義を受けているのだが、その講義の課題について、議論をしていた。長い時間話し合っていたので、課題の議論から脱線していった。脱線していくうちに卒論テーマの議論にたどり着く。
テーマ内容は、本人から拡散しないよう言われているので言えないが、とても興味深いものだった。今までの得た知識と経験を繋ぎ合わせた彼にしかできないテーマだった。尊敬の眼差しと、嫉妬の眼差しを彼に向けた。
やはり私は勉強量が圧倒的に足りていない。彼は多くの勉強の果てたどり着いた景色を見ているようだった。
どうしたら知識を得る事ができるのか疑問に思い、彼にぶつけた。
「本を読むことだよ」
彼の口にした答えは、私にとって説得力のあるものだった。
これから私のやるべき事が見えた気がした。
私は、テーマを持って本を読むことをこれからやっていく。卒論のために本を読む事を心がけたい。