#86 疑似体験IS プレゼン

 7月4日。とある企業のインターンシップに参加する。参加者はざっと20人で、企業側が設定した4つの班に振り分けられた。どうやらこの振り分けられた班で与えられたテーマについて意見を出し合い、他の班に対しプレゼンをするようだ。プレゼンについての話し合いは、ブレイクアウトセッション(zoomの特定の人だけで話し合いができるという機能)という形で班員のみで行われた。せっかくの機会なので、プレゼンをする代表者に立候補してみた。

 テーマは、企業から外部に出さないでほしいと言われたのでここでは控えるが、とても面白そうなテーマだった。班員で事前に教えてくださったアドバイスに基づき、プレゼン内容を決めていった。アドバイスの内容は以下の5つ。

①ビジョンメイク

②コンセプトメイク

③ターゲット設定

④ストーリー設計

⑤コンテンツ設計

この5つに沿って内容を設定すれば、プレゼンが上手くまとまるそう。アドバイスの恩恵も受け、時間はかかったが班員の意見をうまく反映できるようなプレゼンを完成させる事ができた。

 プレゼン大会が始まった。一班から順番にプレゼンをするのだが、一班が説得力に富んだ貫禄のあるプレゼンをしていた。「こんなプレゼンできるのか」と考えてしまい、大きな緊張を感じた。そして自分の番。とにかく冷静にプレゼンする事を心がけプレゼンを進めた。しかし、結果は自分の思うようにはいかず悔しい抱いた。

 プレゼンが終了し、班で反省会の時間が設けられた。「いい意見を出してくださったにもかかわらず、それを上手く反映できず、不甲斐ない結果になってしまいすみませんでした。」と反省も込め班員に謝罪した。すると、「全くそんな事なかった。わかりやすかったし、同世代でこんな出来る人いるって思うと尊敬した。」とフォローするように意見を下さった。同情されているんだなと感じながら、他の人の意見も聞いているとみんな同じような意見だった。完璧を求めすぎて、反省ばかりしていたけど他人には説得力のあるプレゼンになっていたらしい。とても嬉しかった。

 自分の長所は、負けず嫌いなところだ。今回も誰よりも上手いプレゼンをしようと完璧を求めていた。これは社会人にとって、輝く強みになりうると思う。このことが、再認識できただけでもこのインターンシップは大きな経験になった。また、初めましての状態から班員で意見を出し合いプレゼンを作り上げる事はとても楽しく有意義なものとなった。これからもこのようイベントに足を運んでいきたい。