#226 改ざん?

 国の基幹統計のデータ書き換え問題をめぐり、国会では16日も論戦が交わされた。政府は、書き換え作業を国土交通省本省が行っていたことを認めたうえで、「一時的に必要な作業」だったと釈明。しかし、野党から正当化しているとの批判があった。政府の見苦しさが目立ってしまう。

 間接的にGDP統計にも影響が及ぶ可能性はあるが、その影響の程度は仮にあったとしても現時点では軽微と考えている」と答弁した山際経済再生相。影響の大小というより実態と違うことを放置していたという事実に論点があるのではと個人的には思う。改ざんともとれてしまうような今回の件は並行して問題になっている森友学園の件がどうしてもチラついてしまう。

 検査院から指摘を受けてもなお、書き換え作業を続けていた国交省。バレなければ良いという心理が及んでいたのではないかと疑いの目を向けてしまう。いつ何時も透明性のある政府であってほしいものだが、そうはいかないものなのか。霞ヶ関全体の信頼にも関わってしまうため今後こういった問題が起きなければいいが。