投資家が株を売り急ぐ。東京株式市場だけでなく欧州の主要な株式市場までも株安の様相。特に航空やホテル関連の企業の下がりが著しい。変異株で経済が不安定になった過去を見るとこうなるのも頷ける。今回、南アフリカで「オミクロンカブ」が出現した。世界各地でコロナとの共生が進もうとしてた中で、また逆走するような悪いニュースだ。
オミクロン株はアルファ株やベータ株など同様の変異株で、感染力はこれら以上との情報。ウイルス感染に関わる部位の「スパイクたんぱく質」に30ヶ所以上の変異が確認されたことから、一度かかった人やワクチンを打った人で備わった免疫をすり抜けて感染が広がってしまう心配があるとのこと。
日本の感染状況は世界の状況からみても悪い状況ではないと言える。ただ、新しい変異株の台頭からこれから感染拡大が起きてしまうのではないかと不安が募る。日本だけ感染者を抑え込んでも、日本ではない国で感染が広まり新しい変異株が出現する。飛び火ともいえるようなこのサイクルに嫌気が差す。
