#233 発展途上国へ

 (朝日新聞)「新型コロナウイルスのオミクロン株が出現し、ワクチンが十分に行き渡らない地域が変異株の温床になりかねない実態が浮かんだ。それでも富裕国は自国内での追加接種を急ぎ、「ワクチン格差」は広がる一方だ」。考えさせられる一面である。やはり表面的ではなくもっと根本の解決を見据えなければならない。

 オミクロン株が急拡大した南アフリカの接種率は26%と低水準だ。また、アフリカ平均ではコロナウイルスワクチン接種完了人口8.8%と驚くほど低い。先進国はオミクロン株に備えブースター摂取を推し進めていることを考えるとやはり格差がすごい。変異株の温床になってしまうとの主張も頷ける。

 自国のコロナ対策は勿論のことだが世界共通で対コロナの意識を持つ事が重要。気候変動問題について各国がアプローチしているが、コロナ対策も同じように議論する事ができないものか。発展途上国へのワクチン供給がままならないのでは新しい変異株の脅威はなくならない。各国の経済状況や人々の精神状態を考えると早急に検討してほしいものだが。