#241 人との繋がり

 人と人との繋がりを強く感じることができる。お正月の醍醐味だろうか。親戚一同が食卓を囲み団欒の時を過ごす。この古き良き伝統はいつまで経っても無くなってはならないものだと思う。親戚一同集まって過ごすお正月がとても羨ましく感じる日だった。親戚と疎遠になっている私はそう感じざるを得なかった。

 本日、彼女の親戚の集まりの場にお邪魔させてもらった。初対面の方もいて少しの緊張。失礼のないよう心掛けていた。家に上がらせてもらうと、温かい声と空間に迎えられた。「いらっしゃい。ゆっくりしていきな〜」。抱いていた緊張もすぐに消え団欒の輪に参加することが出来た。何とも言えない温かい雰囲気に心が和んだのであった。

 会話も進み話題は就活の話に。面接を控えている私にとっては不安とストレスを感じさせられる話題だ。この機会に私はその不安を彼らにぶつけた。すると、彼らは真剣に私と向き合ってくださり的確なアドバイスをくれた。家族でもない私に相当な熱量を持って対応してくれた事、この上ない嬉しさだった。

 社会の荒波を経験している彼らに話すことで不安とストレスが少し解消された気がする。やはり人と人との繋がりというのは人間として生きる上で必要不可欠なものだ。親戚の集まりという場をあまり経験していない私は、このような場の大切さに改めて気付かされた。私も若者に対し安堵を提供できるような大人になりたい。そういうような歳の取り方をしたいと、強う思った本日であった。