#272 過去の災害から。

 過去の災害から学び未来にどう活かすか。防災を学ぶ身として、過去の災害の重要性とそこから得た教訓の大切さを伝えて行かなければならない。11年前の東日本大震災。あの悲劇から学ぶ事は多くある。被災地である女川町と国の官僚はその教訓を活かし次の災害にしっかりと備えている模様。体験した者の防災意識には感心させられる。

 山口壮原子力防災担当相は4日、今年の原子力総合防災訓練を東北電力女川原発で10~12日に行うと発表した。防災訓練は津波地震が想定されたものが多いが、原発からの避難というのも非常に重要視しなければならない。その上で、彼らの取り組みは大いに素晴らしいと思う。

 とはいうもののコロナ禍という現状。参加する予定だった住民は見送られ、関係者だけの開催になってしまったみたいだ。コロナ対策との両立して避難訓練をする難しさが分かる。コロナ禍と災害という最悪のタッグが組まれない事を祈る。そのためにも政府にはコロナ対策を重点的に取り組むよう願いたい。