#14 災害過程

災害過程には5つの段階がある。

・失見当(震災当日)

・被災地社会の設立(震災後2〜4日)

・災害ユートピア(震災後約2ヶ月)

・現実への帰還(震災後約半年後)

・創造的復興(半年以降)

と、このように区別される。区別した時間というのが異なっていることに気づくと思う。なぜ、区別に時間のずれが起こるのか。これらは、「感じる感覚の大きさ」によって分けられている。専門的な用語だと、ウェーバーの法則によるものだ。

震災当日は、今まで当たり前にあったものが、一気に無くなり、多くの刺激が与えられる。数時間であるが、多くの感覚を感じる。震災後は、徐々に与えられる刺激と感覚が少なくなっていく。よって、震災当日と同じ刺激の量を与えられるのには、時間がかかるのである。こうした理由で5つの段階に分けたのだ

時間という価値はとても大きい。