#13 ミャンマー 報道の自由が死んだ日

 今朝、テレビで、2日前の18日夜に、日本人フリージャーナリストの北角さんがミャンマーで逮捕された事を報道していた。「虚偽のニュースを広めた疑いによるもの」という説明しかしておらず、僕はがっかりした。

 クーデターが起こっているミャンマーでは、国軍が権力を握り、報道への圧力が日に日に強まり、批判的なメディアの免許取り消しや記者の拘束が相次いでいる。ジャーナリスト達は、危険を冒しながら取材を続けている状態だ。

 免許を取り消された組織の男性は、自宅を治安部隊に急襲された後、拘束され、その様子をSNSで中継し、世界中に拡散した。

 あるメディアの幹部は「国軍の言う通りに報道することも、国軍に抵抗して発行を続けることも、ともにリスクがある。」と語った。

 国軍の言う通りに報道するリスクというのは、新聞社の信用問題に関わるものだと思う。ある他のメディアでは、国軍の言う通りに報道する事を決め、部下達が反発し、離職が相次いだケースがあった。

 国軍に抵抗して発光を続けることのリスクは、言うまでもない。

 

 現在、ミャンマーでの「報道行為」は命懸けのものである。ジャーナリスト達は、世界の人のために、命懸けの仕事をしてくれている。北角さんもその1人だ。そう言った人間を、リスペクトの精神で応援するのが筋だと思う。

 「虚偽の報道による逮捕」だけでは、説明不足であることは、考えればすぐわかる。北角さんの名誉を傷つけないためにも、しっかりとした報道をすべき。

 僕は、今朝テレビで、北角さんの映像が流れる前に、新聞でニュースを確認していた。そうでなければ、「虚偽の報道」をしたんだ、、、という感想で終わったと思う。

 何が正しいか、何が間違いかよく調べ、自分の価値観で物事を捉えていきたい。

 

本日「自由意志」という言葉を学んだ。他から強制・拘束・妨害などを受けないで、行動や選択を自発的に決定しうる意識のことである。