#15 上方比較

 人間は、心理的欲求として、下方比較したがる。辛い時には、自分より下に視線を伸ばし、「あれに比べたら」と言い訳をする。これは、自然的なもので、僕にも当てはまることは沢山ある。しかし、下方比較がもたらす結果は、現状維持。何も変わってはいない。その上、安心して、焦る事がない状態なので、現状より酷い状態になりうる。将来立派な大人になるためには、現状維持とそれ以下は避けたい。常に上方比較をしたいものだ。

 本日4/22日、ある企業説明会に参加させていただいた。企業説明会は、企業概要の説明、社員の言葉、質疑応答の流れで行われた。質疑応答の際、質の良い質問をしようと考えて、常に話のポイントをノートに押さえていた。

 一通り終わり、質疑応答に入った。一番最初に手を挙げ、話をしっかり聞いてないと出来ない質問しようと、質問を投げかけた。しかし、思うように行かない。緊張してたのもあったが、敬語の使い方がぎこちなく、伝えたいものを的確に伝える事ができなかった。反省のオンパレード。こんなにも伝えるスキルはないものかと思った。

 そんな中、ある人が質問をした。内容は覚えていないが、落ち着きがあり、どっしりと構え、質問をしている様子だった。

 自分が恥ずかしい。勢いよく、最初に手を挙げたにもかかわらず、投げかけた質問の内容と、話すスキルはボロボロ。その上、社会とのレベルの差を突きつけられた。

 だが、今の段階で、社会とのレベルの差を自覚できたことは大きい。少しでもレベルの差を埋めれるように、成長したい。常に上方比較の意識を持ち、時間を有効に使いたい。