#66 メリハリ

 校舎から逃げるようにグラウンドに向かう。中学生にとって、昼休みの時間ほど楽しいものはない。昼休みの時間は決まって、友人達とサッカーをしていた。先生から借りたボールを必死に追いかけ、時間が経つのも早く、教室に着くのは5時間目が始まるギリギリ。とても楽しい時間だった。

  本日、中学生の頃の友人達とフットサルの大会に参加した。20分の試合を5回と現役を離れた私たちにとっては、少しハードなスケジュールだった。残念ながら結果は4位で、優勝には至らなかった。しかし、中学時代の友人らと一緒にボールを蹴ることができ、なんだか中学生時代に戻ったような感覚だった。

 最近、就活を本格的に始めている。社会人として足りないものは何か、また自分の優れている部分は何かなども日々考え、浮き彫りとなった課題を解決するよう努めている。内定を勝ち取るために、周りとの差別化を図るために、効率的な就活を行わなければならない。大事になってくるのはオン、オフの切り替え。いわゆるメリハリだ。だらだらやってたらいつまで経っても成長は見込めない。

 

 今回、オフの一環として中学の友人達と休日を満喫できた。今後の頑張りの糧になるはずだ。そして中学生時代を思い出し、またみんなで集まってサッカーをしたいなと感じた。「あの頃は楽しかったな、、」とはあまり言いたくないのだが、今回ばかりはそう思う他ない。みんな大人になっていく。