#123 強制力のない環境

 無気力、落ち込み、孤独。長引くコロナ禍が大学生の心理に深刻な影響を与えていることが、全国大学生活協同組合連合会が10日公表した大学生活アンケートで分かった。昨春の入学時から対面授業が少ない状態が続き、同世代と会える機会が少ない2年生で、顕著という。

 大学生は強制力が少ない。暇は多いし、講義によっては出席しなくてもテストの点が良ければ単位をくれる講義もある。大学4年間は遊びの4年間という声があるのも頷ける。しかし、強制力がないというのも人によっては悪影響だろう。生産性のない毎日を送る事で、自分は何しているんだろうと不安感に駆られるケースもある。コロナ禍によりそれがより深刻化してしまった。昨年、オンライン化が進んだ講義は多数あったが、私もやる気なんてもっぱらおこならなかった。

 現在、大学生の暇な時間に真摯に向き合いたいと思っている。自分自身で課題を設けたりもしている。しかし、強制力のない環境で自分自身で何かに取り組むのは簡単な事ではない。このやる気がいつまで続くのか。そんな疑問が頭のをよぎる。