#124 気象の激甚化

 気象の激甚化が進み、河川の氾濫(はんらん)や広範囲にわたる浸水が頻発している。週後半から週明けにかけても警戒を怠れない。

 熱海の土石流から行政と国民の災害に対する意識は変わりつつある気がする。それまで、防災気象情報のレベル5相当の発令はなかなか出る事はなく、出し惜しみしているような様子だった。昨年、避難勧告と避難指示を一括化し避難指示のみの発令しか出来なくなったがそれも一つの要因だろう。それが熱海の一件から一変、防災の意識も高まりレベル5相当の情報を躊躇することなく発令している印象。温暖化が進み、更に激甚化した災害が増えると思うが防災意識を高く維持することが重要だろう。

 将来直面する大災害から被害を少なくするためには、やはり防災意識が鍵になってくる。気象庁が発表する防災気象情報についての知識を理解し、どう行動するべきかあらかじめ決めておくのが得策だろう。一つ南海トラフ巨大地震という大きな課題があるが、国民と行政の防災意識がそれまで続くといいなと思う。