#135 aとb

 厚生労働省にコロナ対策を助言する専門家組織に参加する早稲田大学大学院の田中幹人教授は「中止や延期をすれば、国民への強いメッセージになったのに残念だ」とパラリンピック開催への思いを話す。「メディアも政治も専門家も、全体として国民にメッセージを届けることに失敗した。パラを強行するなら、その矛盾から逃げないでほしい」と求めたそう。

 しかし、パラリンピックの目的は身体障害者のコンプレックスの解消や、一般社会に身体障害者の可能性を見てもらい、社会復帰を促すこと。オリンピックは開催してパラリンピックは開催しませんではこれまた問題になるだろう。コロナ禍でよくみられる一方を立てれば他方に支障が出るというような状態だ。

 AとBという二つを天秤にかけ片方を選んだ後、やっぱあっちを選べばよかったという感情を持ってしまう事はよくある。しかしそれでは多分どっちの選択肢を選んでても同じ感情を持ってしまう。選んだ方を選んでよかったと思えるように取り組むことが重要である。本日、インターン実習先の社員さんからそんなアドバイスを頂いた。パラリンピックも開催したからにはしっかり応援しようと思う。