#207 読書

 大学生たるもの読書は必要不可欠である。社会人として、また立派な大人として立居振る舞うために必要なスキルを養ってくれるのが読書である。語彙力や文章力だけでなく教養や知識が身につく事は大人へのステップを築く過程で大きなメリットとなり得るだろう。しかし私はその事を理解できたのが大学生2年生の冬。恥ずかしながらゼミ担に教えられるまでは読書の有用性に気づく事が出来なかった。遅咲きとなってしまった今、必死に追いつこうと勉強している日々。本日も読書三昧の1日だった。

 「リベラルの病」。私が現在読んでいる本の題名である。政治関係でよく使われるこの言葉の本当の意味を説いている本だ。日本でリベラルと聞けば原発反対や護憲派など浮かんでくる。だが著者はハーバード大学に留学し、生活する中でこの言葉に違和感を持った。そんな違和感をもとに書き留めた内容には考えさせられる事が多い。また、アメリカのシリアスなリベラル精神にびっくりする事が多く非常に面白い。是非手に取って読んで欲しい一冊だ。

 ゼミ担の教えを全うする事でなんだか立派な大人へ近づく気がする。読書の大切さに気づく事が出来たからには多くの書物に触れて自分の能力を高めていきたい。