#223 観光事業

 暴走機関車は走り出したらブレーキを踏む事なくただ進んで行くのみ。そこに外力が加わったところでたいして効果はない。対処法はなく、結果多大な被害をもたらしてしまう。悲しい事に我が国の与党はその暴走機関車と重なって見える。Go to トラベル事業については柔軟に考えてほしいものだ。

 昨年秋、北海道で新型コロナウイルスの感染が急拡大したのは「Go toトラベル」事業が展開されていた時期にウイルスが流入したのが主因だったみたいだ(朝日新聞12月13日)。自民党は来年一月末からの再開を目指す方針だが、過去の過ちから慎重に事を運ぶべきではないか。実際Go Toトラベルがなくても人流は徐々に回復しており、新規感染者の数も抑えられている。そんな状況下で一部の人が得をして他が損をするような政策がなされたら不満が溜まるのは当然だろう。

 一時的で短期的。感染拡大の可能性も拭えない状況。もっと柔軟で素直な政策をして欲しい。自民党という暴走機関車は専門家などの意見を物ともせず事を運ぶだろう。ただただ感染拡大しないようにと願うしかない。