米疾病対策センター（CDC）は19日に、昨年はほぼ見られることがなかったインフルエンザが米国内で多くの場所で現れて初めていると警告した。インフルエンザが流行すれば、オミクロン株とデルタ株と共にとても処理しきれない問題になる。「三重苦」と表現されてしまうだけあって医療に対する負担はさらに増す。危機感を覚えずにはいられないようだ。
一方、日本のインフルエンザ状況は去年とほぼ同水準。世界では新型コロナウイルス患者の拡大も深刻な状態。日本は比較的抑えられていることから日本人特有のまじめさが良い方向に働いている気がする。マスク着用や手指消毒の徹底が暗黙のルールとなってきている日本では、パンデミック下においてアドバンテージがあるのかもしれない。
今後、インフルエンザ対策として他国がマスク着用や手指消毒の徹底が行われることを祈る。新型コロナウイルスは日本のみで抑えられていても感染拡大している他国で変異株が発現してしまうかもしれない。世界でコロナ禍に終止符を打てるようWHOなどの世界的な機関が強い呼びかけをしてほしい。
