#236 中小の声

 「社会を、地域を支えている中小企業の数が減る。これは、国力が衰えているということです」。中小企業同友会の幹部が説明した。賃上げした企業に法人税を減税をするという政策を打ち出したことでますます中小企業と大企業の格差が広がる可能性を示唆する。30年間減り続けている中小企業と同様にGDPも下がり続ける。まさに社会を支える存在。社会の基盤である中小企業の減少を止めることが急務だ。

 賃上げ制度があっても多くの中小企業が実現できないことに問題があるとの声。そもそも中小企業の6〜7割は赤字で法人税を払っていないとのこと。格差是正を掲げている政府がこの対応。不信感が募るのは当然のことなのかもしれない。

 ますます中小企業と大企業の格差が広がりそうな予感。就職活動に臨む私としてはこの事実をしっかりと受け止め行動に移すべきだと改めて思う。将来性、収入、教育制度などの面で大きな差があることは事実。格差拡大の一途を辿る現状に考えさせられる。政府を頼りにした生き方はするべきではない。そう思うと自然と肩に力が入る。