#153 便利とリスク

 東京都町田市で昨年11月、小学6年の女子児童(当時12)が同級生からのいじめを訴える遺書を残して自殺した。両親は、学校で配られたタブレット端末を使って悪口が書き込まれたとしており、文部科学省は事実確認に乗り出した。市教委は「いじめはあったが自殺との因果関係は調査中」と説明し、端末の履歴の調査を続けているという。

 コロナ禍で需要が高まったオンライン学習。勉強面においては優れた方式だが大きなリスクも伴うみたいだ。何かあればすぐ対応できる大人達がいる学校とは違い、タブレットのチャット機能でのトラブルというのは対応しずらい。小学生ともなると余計に目に届かない場所なら大丈夫という考えになるのかもしれない。義務教育という環境下であるならば生徒の安全を第一に考え質の良い勉強できる場所を大人達がしっかりと考えるべきである。便利とリスクというものは切っても切れないものだがそこのバランスをしっかり調整できるようにしてほしい。