#54 教育界のノーベル賞

 教育界のノーベル賞と言われる「global teacher prize 2019 top 10」に選出された正頭英和さんをご存知だろうか。私自身、今日アベマの番組を見て彼の存在を知った。彼は、Minecraftというゲームを使った授業を行った事をきっかけにこの賞に選出された。型にハマらないこの授業方針が、生徒たちの好奇心を向上させている。

 Minecraftというゲームは、LEGOのデジタル版のようなもので、集めた素材でなにかを作り上げるというゲームらしい。授業では、日本文化とも言える金閣寺清水寺ようなの建築物を決められた班で作成し、作成時は班員同士英語のみで会話を行っている。生徒たちは、より良い建築物を作ろうと、班員同士積極的に話し合う。そして一定の時間が経つと日本語で先生に質問する時間が設けられる。建築物を作るときは英語で会話しなければならないので、スムーズに会話ができるようになろうと先生に多くの質問を寄せる。そしてまた、そこで得た事を班員話すときに活かしていく。このようなサイクルが生徒の英語力向上につながっていく。非常に良い授業である。

 日本で生きていく上で、英語が必要になる環境はそうそう無い。しかし英語力を上げるためにはその環境にいる事が1番近道だと思う。生徒の好奇心を煽りながら、英語を使う事をマストにするゲームを使った授業は、合理性に富んだものである。このような柔軟な思考が今後SDGsを掲げた社会の中で輝くだろう。私も、柔軟な思考に基づいた行動ができるようになりたい。